ベースとなるマルイ226とフレーム形状のお手本として別の友人から借りたタナカ226を
それぞれスキャナで取り込んでフォトショップ上で合成し、形状の違いを観察します。
この際同解像度で取り込んだ方眼紙も併せて合成しておくと寸法の割り出しがすごく楽になります。
トリガーガードを景気よく切り飛ばします。
ピラニアソウで余計な部分に傷をつけないようビニールテープで養生してあります。
切り飛ばしたトリガーガードにピンバイスでダボ穴を開け、補強の芯棒を入れます。
自分は手元にあった適当な番線を使いましたが、細いボルトなどを使った方がより頑丈に接合できて良いでしょう。
トリガーガードをおよそ5mm前方に延長する感じでフレーム側にもダボ穴を開けてはめ込みます。
パーティングラインを基準にセンター出しをしましょう。
位置決めをしたらウェーブの黒い瞬間接着剤でダボ穴周辺を接着します。
この「黒い瞬着」は溶剤を多めに垂らしたプラリペアくらいの粘り具合で扱いやすく、
パテのようにちょっとした傷埋めにも使えるし硬化促進剤を併用すれば
本当にあっという間に硬化するので作業時間の短縮に非常に有効です。
金属パテ(エポパテの一種)で隙間を埋めます。金属パテは大抵の素材に対して食い付きが非常に良く
完全硬化後は強度もかなりありますのでトイガンのカスタムに向いていると思います。
それでいて硬化時間が短いのも便利です。
レール部分なども金属パテで埋めまくります。
パテが硬化したら余分をおおまかに削り取ります。カッターナイフや鬼目ヤスリを使って大胆に行きましょう。
サイドの面を出したらタナカ226からトレースしたテンプレートを使ってフレームラインを書き込みます。
前の行程で描いたラインと、お手本のタナカ226を参考に理想のプロポーション目指してひたすら削ります。
特にトリガーガードの前側付け根付近は複雑な面構成なのでお手本とにらめっこしながら造形します。
とはいえあまり理想を追求しすぎるとドツボにはまり完成しなくなるので適当なところで割り切りましょう。
600番、1500番、2000番とペーパーがけしてサーフェイサーは吹かずインディのパーカーシールで塗装しました。
こうやってみるとアラが目立ちますがいいんです。サバゲ使用前提のカスタムなので工芸品的完成度は不要なのです。
あっ、そうそう、トリガーガード幅も1.5mmくらい削ってあります。
冒頭で書いた「愛用のホルスター」とはblackhawk!のCQCホルスターSIG用※(アンダーレール非対応)なんですが、
このホルスターは合いが非常にタイトで、マルイ226は素のままではトリガーガードも干渉するのでご注意下さい。
ちなみにマルイエアコキ228とタナカ226は無加工でスコッ!と収まります。
というわけで完成です。右は友人から借りたお手本のタナカ226です。
ホーグのフィンガーチャンネルつけなきゃ。
ノーマルのマルイ226との比較。結構雰囲気変わったでしょ?
(2009/09/03)
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